2019年03月14日

お城からの抜け道があった? 和歌山城の謎に迫る!!

第24回「笠野衣美の全開!木曜日」

 木曜日は、皆さんからのギモン、困り事にお応えする番組!!
 ということで、今週は、原点に返って「和歌山城に関するギモンのあれこれ」にお応えします!
 和歌山城にあったラヂオ塔を取り上げた際、皆さんからいただいていたギモンに一挙、ご回答しようという試みです。寄せられた質問はといいますと・・・。
●和歌山城で思い出す。亡くなったおじさんが話していた。戦前には天守閣から抜け道があった。街の中に出られた・・・ホントかな?
●三年坂の駐車場に入るすぐ右側のかつての堀は現在、空堀となっているが、昔は水がはられていたのか?
●和歌山城で夜の10時にチャイムが鳴らされていたように思うが、長く聞いたことがない。チャイムの曲も思い出せない。一度調べてください。
●ラジオ祭りご苦労様。岡公園のテンピザンの上に剣だった鉄の物体あり。何か調べて。


<和歌山城の謎>【リポート】
 今週も、超大型新人リポーター、林輝(はやし・あきら)が、機材トラブルにもめげず、大活躍!!
 和歌山で「お城と言えば、水島先生」ということで、「キャッスル水島」先生こと、日本城郭史学会委員で和歌山城城郭調査研究会顧問の水島大二(みずしま・たいじ)先生にご同行いただきました。
 まずは、和歌山城について基礎的な知識を。
●羽柴(豊臣)秀吉が造る位置を指示(縄張り)した。   
●羽柴秀長(弟)の居城だが、大和に住んだため、城代(桑山重晴)が預かる。
●その後、浅野家(幸長・よしなが)、そして、徳川家(頼宣・よりのぶ)が入る。
●石垣の組み方が3つの時代にまたがっている。全国でも珍しい。野面(のづら)積み、打込接(うちこみはぎ)、切込接(きりこみはぎ)など時代によって違う工法で積まれた石垣が現存している。
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●一部の石垣には、刻印が残されている。1つ1つの石を調べた水島さんによると、和歌山城内には、144種類の刻印があり、刻印のある石は2300個にのぼるそう!!
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<和歌山城の謎>【リポート】
 リスナーからのご質問「空堀」について
●岡口門の前には、今も残る水堀と空堀とを結ぶ形で堀が続いていた。いまは埋められている。
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 リスナーからのご質問「抜け道」について
●ヒントとなる書物はあるが、確たる証拠と言えるかどうか。
●その書物とは「南紀徳川史」。「紀州徳川家の菩提寺「長保寺」(海南市下津町)への間道(抜け道)で、岡山を通って、寺町通りの三光寺と護念寺の境に残るのは、その証だ」とあり、簡略な地図が添付されている。長保寺までの距離を考えると、真実味は薄いが、不明門から寺町道となれば、まんざら否定もできない距離。


<和歌山城の謎>【電話】
 リスナーからのご質問「チャイム」「岡公園のテンピザンの上にある剣だった鉄の物体」について
和歌山城整備企画課 大山僚介さんにお聞きした。

「チャイム」 
 和歌山城では、現在、毎日7:00、9:00、12:00、15:00、17:00、21:00に音楽が流れている。7:00〜17:00までの5回は「まりと殿様」、21:00は「家路(ドヴォルザーク)」。始まったのは、昭和34年で22:00に「家路」を流すだけだった。
「剣だった鉄の物体」
 答えは「征清記念標」でした。日清戦争に関する戦勝記念碑的なものだそうです。
 近くには「四役戦亡記念碑」もあるとのこと。四役とは、明治7年から10年にかけて起きた「佐賀の乱」「台湾出兵」「熊本神風連の乱」「西南戦争」だそうです。和歌山からたくさんの兵士が出征し、その数は491人にのぼったそうです。


<和歌山城の謎>【リポート】
 林リポーターは、和歌山城から和歌山市寺町の三光寺へ移動。この三光寺と、隣りの護念寺の間にあったとされる「間道」を見に行きました。もちろん、日本城郭史学会委員で和歌山城城郭調査研究会顧問の水島大二先生にもご同行いただきました。
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●現在も2つの寺の間に大きな溝があり、添付図と一致するが、南紀徳川史の図には「間道筋」と書かれているだけで、これが間道の名残と断定できない。
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●三光寺のご住職、西山光隆(にしやま・こうりゅう)さんによると、和歌山城から三光寺までの間に、かつて竹藪があったそうです。竹薮は、相手に見つかりにくく、間道としては最適だそうで、林リポーターによると、その話を聞いたとき、水島先生の目がキラリと光ったそうらしい。


<和歌山城の謎>【リポート】
 南紀徳川史にあった、長保寺(海南市下津町)へ向かう経路としては、堀から船に乗る必要があったと思われるため、林リポーターは、和歌山城の外堀の終着点、神明神社(和歌山市堀止西)に向かいました。
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●ここには、かつて外堀の最終地点があった。「堀止」と言われる所以。一説には、あまりにも大きな工事だったため、幕府に謀反の疑いをかけられたとも言われている。
●和歌山城から抜けてきたとされる「間道」が行きつく先のはずだが、ここから海には通じていない。
長保寺(海南市下津町)へ落ちのびるには、海へ出ないといけないのに・・・。
 秘密の道なので、「不明(あかず)」の話は、閉じておいた方がいいのかも?


<つながりまSHOW!>
 田辺支局 松原燈さんと中谷まやさん
  リレーリクエストでご紹介した美味しいお店「ICHIE」の桜シフォンケーキを紹介。

 新宮支局 引本孝之さん
  串本町の「きんかんソフトクリーム」3月23日から販売再開!
  串本町の「太陽のカフェ」(トルコ雑貨などを販売)を紹介。


<ぐるっと紀州路>
●今週は「シロウオまつり」【2019年3月17日(日)】について
 湯浅町地方創生ブランド戦略推進課 岡田凪さん
 湯浅町に春の訪れを告げる風物詩のシロウオ漁が体験できるシロウオまつり。今年で15回目(16年目)を迎えました。シロウオ漁の見学や体験、シロウオすくいや踊り食いの体験もできます。場所は、広川町広橋。問い合わせは、広川町産業観光課(TEL 0737-23-7764)まで。 


<ゲスト> 
「戦国和歌山の群雄と城館」(戎光祥出版)発行!2019年3月8日に発行されたばかりの書籍について、
 編者の和歌山城郭調査研究会の顧問を務める水島大二さん
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 和歌山県内には、中世の城(1600年以前)が823箇所もある!!など興味深い話が満載の本を紹介してもらいました。
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姉妹本として、水島さんが著した「和歌山の近世城郭と台場」(戎光相出版)もあります。あわせてどうぞ。


<ゲスト>
「もっと知りたい!女(わたし)のカラダ〜自分のカラダとココロを大切にするために〜in和歌山」について
 和歌山県子ども・女性・障害者相談センター 女性相談課 廣畑和子さん
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 自分の体をどうやってコントロールすれば良いのか、お悩みの方は、ぜひご参加を。
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 2019年3月17日(日)13:00〜15:30
 和歌山県民文化会館 特別会議室


<快適生活ラジオショッピング>
14時台:Wプレゼント付「合計5ct豪華三大宝石ネックレス」
15時台:両手が使える「メガネタイプ拡大ルーペ」


<曲>
※リクエストどうぞ♪
♪ありがとう/FUNKY MONKEY BABYS
♪YELL/いきものがかり
♪桜の咲くころ、この場所で/Fun×Fam
♪正解[18FES ver.]/RADWIMPS
posted by wbs at 19:59| 木曜日