今週は、久しぶりにあなたのギモンにお応えします。
取り上げたのは松っちゃんさんからいただいたギモン「ふろふき大根」の語源について。
和歌山放送の長寿番組「わたくしの作文」の元審査委員長、武西良和さんにご紹介いただいた「日本国語大辞典」(小学館)と「国立国語研究所」で調べてみました。
その結果、「日本国語大辞典第二版」には、言葉の意味は書かれていたものの、語源についてはありませんでした。しかし「ふろふきだいこん」の項目には「けふも又同し料理をせんとうのふろ吹き大こんいつもあかなき」という狂歌が掲載されていました。
このため、ほかの語源辞典(5冊)で調べてみると、ほぼ同じ内容が掲載されていました。つまり「昔、お風呂は蒸し風呂だったので、風呂吹きと呼ばれる垢をこすりとる役目の者がいて、熱くなった体に息を吹きかけながら垢をかいていた。そして、熱い大根に息を吹きかけて冷ましながら食べる様子が、この風呂吹きに似ていたことからこの名がついた」というものです。
しかし、国立国語研究所からいただいた返答メールには、「日本国語大辞典第二版は、語源説が諸説ある場合、特に近世の語源説のでそろった状況で、その説の妥当性の高い順、あるいは支持する説の多い順に、典拠とともに「語源説」の欄を設けている項目がありますが、「ふろふき」の欄にはその言及がない」と記されていました。そして、「辞典で紹介されている狂歌は、いつもあかなき⇒飽かなきと垢なき のなぞかけ頓知で、江戸庶民の発想からくる事柄にすぎず、学問の対象にはならない」とされていました。
したがって、学問的に「ふろふき大根」の語源は確立されていませんが、「おそらくこうではなかったか」というレベルで明らかになりました。
<リポート>
●林輝リポーター
せっかく「ふろふき大根」を取り上げたので、和歌山市の特産品「布引大根」を見に行こうということで、和歌山市布引の農家さんを訪ねました。JAわかやま南部営農センターにご紹介いただいたのは、JAわかやま南ブロック大根協議会会長の南方一誠さん。

江戸時代から続く大根栽培。砂地のためまっすぐに伸びた立派な大根は、多方面で重用されています。今年は、豊作で例年よりも値段がお手頃のこと。ぜひ、このチャンスに布引大根を食してみてはいかがでしょうか?
さて、56歳の南方さん、生まれてからこの方、自宅で「ふろふき大根」を食べたことがないのだそう。素材の味を活かして「生サラダ」として食べたり、味の濃いブリをはずして「イカ大根」をよく食べるそうです。

林リポーターがスタジオまで持ってきてくれました。
感激の笠野さん
冬大根と春大根、どちらがどちらかわからなくなった林リポーター
<つながりまSHOW!>
田辺支局 松原燈さんと中谷まやさん
田辺支局名物の「リレーリクエスト」に登場した白浜町の「くろしおマルシェ」木村恵太さんを
ご紹介しました。アヒージョがおいしいお店だそうです。
新宮支局 引本孝之さん
これまた新宮支局の名物コーナー「ゼッピン イッピン」では、いつものさとやんにかわって
カッキンが紹介。クッキーにアイスをはさんだ「不二家」の商品を食べた引本さんが「ゼッピン」の
太鼓判!
<ぐるっと紀州路>
●「まぐろまつり」について、那智勝浦観光協会 吉野剛弘さんにお話をお伺いしました。
日時:平成31年1月26日(土)9:00〜12:00
会場:勝浦地方卸売市場
まぐろ一頭造りの実演やまぐろの即売のほか、まぐろ刺身とまぐろ汁の無料配布もありますよ!
この機会に、皆さんぜひお出かけください!
<ゲスト>
和歌山スポーツ伝承館館長 江川哲二さんにお越しいただきました。
「よし始めよう! やる気を起こさせるテクニック」
講師:中山亜未さん(和歌山県立医科大学げんき開発研究所 研究員)
2019年2月2日(土)13:30〜14:30
フォルテワジマ(和歌山市本町)3階 多目的ホール
皆さんぜひお運びください!
それから、和歌山スポーツ伝承館では、2020東京五輪グッズも販売中!
<電話インタビュー>
医療法人博文会・紀の川クリニック・リハビリテーション科勤務で第36回近畿理学療法学会・学会長の速水茂久さんにお話いただきました。
「市民公開講座 介護保険制度の動向・最近の動き」
講師:武田誠一さん(津市立三重短期大学生活学科准教授)
2019年2月3日(日)13:00〜14:10
和歌山市勤労者総合センター
<快適生活ラジオショッピング>
14時台:リアカメラ搭載「ミラー型ドライブレコーダー」
15時台:老舗メーカー製造!「高級オーストリッチ長財布」
0120−40−1475
<曲>
※リクエストどうぞ♪
♪いい湯だな/ザ・ドリフターズ
♪バスルームから愛をこめて/山下久美子
♪NINJIN娘/田原俊彦
♪ヒーロー/安室奈美恵