第25回「笠野衣美の全開!木曜日」
木曜日は、皆さんからのギモン、困り事にお応えする番組!!
今週は、「春分の日」といえば、彼岸の中日で、墓参りというのが一般的ですが、そもそも「春分」って何?という話をしました。そしてクマノザクラと休校式。
<春分の日>
広辞苑によると、「春分」とは「二十四節気の一つで、黄道(地球から見た太陽の通り道)と天の赤道(地球の赤道を天にまで延長したもの)との交点の一つ、これを春分点と言うが、太陽の中心が、この春分点上に来たときのこと」。春分を含む日を「春分の日」といい、「春分の日」は「国民の祝日で3月20日頃。春分にあたり、自然をたたえ生物をいつくしむ日。もとの春皇霊祭」とある。
「春分の日」は、他の国民の祝日とは違って、あらかじめ月日が定められていません。「国民の祝日に関する法律」でも、春分の日は、「春分日」と記載されているだけです。
国立天文台によりますと、春分の日が一定しないのは、地球が太陽の周りを回る(公転)のにかかる日数が365日ちょうどではなく、365日と6時間足らずという端数があるからだそうです。毎年、6時間ずつずれているし、うるう年もあります。
また「春分の日」は、秋分の日とともに、前年の2月1日に、それぞれの日付が書かれた「暦要項(れきようこう)」が官報に掲載されることによって、正式決定となりそうです。つまり、今年の春分の日は、去年の2月1日に発表されました。したがって、再来年の春分の日は正式には決まっていないのですが、一応、来年以降の「春分の日」は、こうなるだろうという予測は示されています。
2020年 3月20日(金) 2021年 3月20日(土) 2022年 3月21日(月)
2023年 3月21日(火) 2024年 3月20日(水) 2025年 3月20日(木)
「春分の日」の始まりは、明治11年、1878年に定められた「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」という祭日で、広辞苑には、「天皇が毎年、春分の日に、皇霊殿で歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る祭祀」とあります。
その祭祀がどうなったかを調べてみると、昭和22年1947年に廃止され、翌年の昭和23年、1948年の国民の祝日に関する法律の施行で、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として「春分の日」が誕生。
いまでは「春分の日」と言えば、墓参りが定番ですが、かつては農村部で五穀豊穣を祈願する日で、春分の頃に種まきが始まるので豊作を祈願し、秋分の頃には収穫するので豊作を祝う自然信仰があったそうです。
一節によると、春分の日には、豊作となることを祈り、ぼたもちなどのお供えをしたとされています。
広辞苑によると、「小豆の餡をまぶしたところが牡丹の花に似ていることから、ぼたもちと言い、はぎのもち(おはぎ)と同じ」とされています。しかし、一般的には「ぼたもち」が「こしあん」で、「おはぎ」が「つぶあん」という違いをよく耳にしますね。
<春分の日イベント>【電話】
「夕日を見る会 雑賀崎ぶらぶら散歩」について、主催するトンガの鼻自然クラブの松川由喜子さんに話をお聞きしました。雨模様の天候でしたが、なんとかぶらぶら散歩(史跡などを巡るツアー)は完了できたものの、夕暮れ時に雨がぱらつき、「ハナがフルように夕日が見える」とされる「ハナフリ」現象は見えなかったそうです。残念!また今年の秋の彼岸に挑戦!
<桜だより>
県内各地のサクラはまだ蕾の硬い状況ですが、紀三井寺さんからは、「もうすぐ咲きそうだ」という情報が寄せられました。紀三井寺には、和歌山県のサクラの開花を判断する標本木もあります。
<高野町立富貴中学校の卒業式&閉校式>【リポート】
この春から在校生がいなくなる高野町立富貴中学校で3月9日、2人だけの卒業式と、中学校の休校式が行われました。この番組でも、卒業式を前に、校長先生に電話でお話を伺いましたが、この卒業式と休校式を番組ディレクターの堤が取材。
高野町富貴(ふき)地区は、和歌山県と奈良県の県境にあり、昭和30年代には、200人を超える生徒がいましたが、過疎と高齢化で減り続け、おととし4月から2人だけの授業が行われてきました。
3月9日に富貴中学校の体育館で行われた卒業式には、平野嘉也(ひらの・よしや)町長ら来賓をはじめ、
過去に富貴中学校に勤務するなどしていた教職員や卒業生、地元住民らおよそ100人が出席し、2人の門出を祝いました。
そして、卒業式の後、休校式も行われ、寺子屋時代から続いてきた142年の歴史に幕を閉じました。
卒業式に駆け付けた高野町学校給食センターの井上志乃(いのうえ・しの)さん33歳は、2人が小学生の頃から食べてきた給食を手掛けてきたそうで、感慨深げでした。
また、高野町立富貴中学校の最後の校長先生となった坂上文孝(さかうえ・ふみたか)校長は、富貴中学校に5年間、校長として勤務しました。最初の2年間は、最後の卒業生となった2人が、隣接する小学校に在籍しいていたので、富貴小学校の校長も兼ねていましたが、2人が小学校を卒業して休校となり、今回、富貴中学校も休校になりました。
卒業式のあと、坂上校長は「何年も前から分かっていたこととはいえ、さみしい」と話しましたが、「送り出す2人は、学校行事ではすべて中心的な役割を担ってきたので、人前でも自分の考えをはっきりと述べられるようになった」と目を細めていました。
卒業式のあと学び舎をあとにした梶部創太(かじべ・そうた)くんと中川優希斗(なかがわ・ゆきと)くんに話を聞くと、2人からは、ちまき作りなどでお世話になった地域の人たちへの感謝の言葉が何度も聞かれました。「いつか戻ってきて地域の人たちに恩返しができれば」と話した2人は、今後、学科は違うものの、同じ笠田高校への進学が決まり、新しい高校生活への期待に胸を膨らませています。
さて、卒業式と休校式のあと開かれた懇親会では、式典に出席して久しぶりに顔を合わせた富貴中学校の同窓生が、思い出話に花を咲かせていました。そのうちの1人、ここで生まれて育ったという桜井君子(さくらい・きみこ)さん73歳は、「普段は、まちを歩いていても出会う人がいない状況で、休校になるのはさみしいが、働く場所がないので仕方がない」と話していました。
山間部の過疎が進む地域から小中学校が消えていくのを目の当たりにするのは、これが初めてではありませんが、取材していて、つらいものです。
しかし、取材の中で、高野町富貴地区には、就学前の2人の幼児がいるとわかりました。今後、地元の小学校に通うことになれば、休校となっている富貴小学校が、まずは復活する可能性が出てくるわけですが、その5歳と3歳の子どもを持つ、フランス出身のチェリスト、ロビン・デュプイさん夫妻に話を聞くと、「できれば富貴小学校に通わせたい」と希望していることもわかりました。
デュプイさんは式典でチェロを披露した
東京を離れ高野町富貴地区に住んで5年近くになるデュプイさん夫妻がどんな決断を下すのかは、まだわかりませんが、デュプイさんの長女が入学する来年の春に向けて注目していきたいと思います。
<クマノザクラ>
笠野さんが観てきた串本町田並のクマノザクラを紹介!!
まだまだ鑑賞できるそうですよ!
<つながりまSHOW!>
田辺支局 松原燈さんと中谷まやさん
リクエストで紹介した「キュウソネコカミ」の「ファントムヴァイブレーション」を聴く中で、
歌詞にあった「スマホはもはや俺の臓器」で盛り上がった話!
新宮支局 引本孝之さん
パソコンを使いこなせるように学べる「PCクラブ」を紹介。
<ぐるっと紀州路>
今週は「和歌浦天満宮大祭」【2019年3月25日(月)】について
和歌浦天満宮・宮司 小板政男さん
志望校合格を祈願した高校生や大学生がたくさん訪れるこの季節に行われる和歌浦天満宮の大祭。
<ゲスト>
「山下洋輔SPECIAL QUARTET in 紀文ホール」について
有田市民会館館長 岩田吉広さんに電話でお聞きました。
出演メンバーは・・・
・山下洋輔さん(ピアノ)
・坂井紅介さん(ベース)
・本田珠也さん(ドラム)
・類家心平さん(トランペット)
日時:2019年3月31日(日)14:30〜開演
場所:有田市民会館 紀文ホール
前売りチケットは、なんと!2000円 当日券は2500円
<ゲスト>
「第5回ふくろう寄席」について
「わかやま楽落会」のメンバー3人にお聞きしました。
池田信義さん(芸名:楽落亭野花)【わかやま楽落会・事務局長】
川上智三さん(芸名:楽落亭笑三)【わかやま楽落会・会計】
雑賀美恵さん(芸名:キラキラ亭夢子)【わかやま楽落亭】
このイベントは、主催者のフォルテワジマが、ボランティアで落語を披露している「わかやま楽落会」に協力を呼び掛けて始まったもので、今回で5回目。
落語だけでなく、マジックや漫談に取り組むメンバーもいるとのことで、今回の寄席では、川上さんがマジックを披露するそうです。ほかに、全国のコンクールで入賞しているツワモノも落語を披露するそうです。
日時:3月24日(日)14:00〜
場所:フォルテワジマ4階イベントホール(和歌山市本町)
<快適生活ラジオショッピング>
14時台:バックカメラ搭載「W録画付ドライブレコーダー」
<曲>
※リクエストどうぞ♪
♪明日はれるかな/松たか子
♪桜の咲くころ、この場所で/Fun×Fam
♪フニクリフニクラ/ダークダックス
♪正解[18FES ver.]/RADWIMPS
2019年03月21日
「春分の日」にクマノザクラと休校式
posted by wbs at 23:35| 木曜日